マンションが売れると、仲介をしてもらった不動産業者などに、
お礼のお金を支払わなければいけません。
一般的には、それを「仲介手数料」と呼んでいますが、
これも合わせて、諸経費がかかることを覚えておいてください。
売れたらかかる諸経費・手数料
マンション売却時にかかる諸経費や手数料には、どのようなものがあるのでしょうか?
諸経費、手数料の順に解説していきます。
諸経費
売却時の諸経費としては、大きく分けると以下の4つになります。
抵当権抹消
マンションを買った時のローンが、売るときに残っているなら、
それをすべて清算しなければいけません。
また、お金を借りるためにマンションを抵当に入れていたなら、
そのローンも完済する必要があります。
こちらは司法書士に相談すると、手続きを行ってくれますが、
相談料に2万円近くのお金がかかります。
住所変更登記
マンションの住所が登記されているものと違う場合、
住所変更登記を行う必要があります。
正式な住所で売り出すために必要なことで、
これもまた司法書士に手続きを依頼することができます。
こちらは1万円前後でできるので、比較的安く済みます。
リフォーム料金
もし、売却するマンションにガタがきているなら、
リフォームをして売却した方が良いです。
整備された部屋の方が売れる確率が高くなりますし、
キレイな方が高く売れる場合があります。
リフォーム代は結構高いですが、「汚いままでは売れない」と考えると、
リフォームした方が良い場合もあります。
不動産会社に中身を見てもらって、リフォームが必要ならするようにしましょう。
新品同然ならリフォーム代がもったいないので、しない方が良いでしょう。
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引越し料金
マンションを売却した後は、新しい家に引越しをする必要があります。
引越しをできるだけ安く済ませたいなら、マンション売却と同じように、
「一括査定」を行ってもらい、複数の業者を比較してみましょう。
調べる時は一括見積もりで調べてください。
仲介手数料
マンションを「買取」ではなく、
「仲介」で売却した場合は仲介手数料がかかります。
簡単にいえば、業者が宣伝を行った費用、
業者が買主を見つけてきてくれたお礼を支払うのが仲介手数料になります。
仲介手数料は一定の額を超えてはいけないと法律で決まっています。
莫大な額を請求された時は、
仲介手数料が多いのではないかと疑問を持ってください。
400万円を超える場合は0.03パーセントまでになっています。
これ以上請求された場合は、これ以上の金額を払う必要がないので、
仲介手数料は注意してチェックしておきましょう。