内覧の際にあることを気をつけるだけで、マンションの評価がぐんとアップします。
見栄えが良くなると高く売れる確率もあがりますし、成約率も上がります。
気をつけておきたいポイントを押さえて、高く早く売れるように工夫していきましょう。
内覧の際のチェックポイント
内覧は「あなた」「不動産業者」「買主」の3者で行われます。
実際あなたが今使っているマンションに来るということになりますので、
気をつけなければいけないポイントは結構あるのではないでしょうか。
また、不動産業者が間に入っているということも踏まえて、
内覧のチェックポイントを見ていきましょう。
見学時は部屋をできるだけ明るくしておく
マンションを購入する時は、できるだけ日当たりの良い部屋を選ぶのが一般的です。
日当たりが多少悪いマンションでも、明るいだけで錯覚することがあります。
「日当たりが良い=明るい」ととらえている人も多いので、
できるだけ部屋は明るくしておいた方が良いでしょう。
ベランダに大きな植物や物干しざおがあり、
部屋に影ができてしまう場合は、それを取り除いておきましょう。
部屋の家具も黒っぽいものよりも白っぽいものを意識しておいておくと、
部屋が明るく見えますよ。
不動産業者のスタッフより多く話してしまう
基本的に私たちは、買主に話しかけられた時以外は、余計に話す必要はありません。
「こんなところがおすすめです!」
と、自分からセールスするのはやめましょう。
これは、買い手に焦りを伝えてしまう可能性があるので、危険ということです。
焦っているのを悟られてしまうと、
「本当は売りつけたいだけなのではないか」と思われ、
買い手が購入に踏み切れない状況を作ってしまいます。
ここは不動産業者の腕にまかせて、
自分はできるだけじっとしているのが良いです。
どうしても話したいことがあるなら、
セールスポイントをあらかじめ不動産業者に伝えておきましょう。
ある程度不動産業者に説明してもらい、説明のパスをもらい、
重要なところだけ短めに説明できると良いです。
自分も営業マンであるということ
余計に話す必要はありませんが、態度が悪いのは考えものです。
あいさつをしっかりする、応対時は笑顔を忘れない、
当たり前のことができていなければ物件は売れません。
不動産業者がしっかりしてくれると思いますが、
マンションを売却したいのはあなた自身です。
つまり、あなたもプレゼンターということになり、
買い手はお客様ということになります。
接客業に最低限必要なことは、しっかりと考えておくべきですね。
物件そのもののプレゼンをしなくても、自分の体験談を話すことで、
買い手に興味を持ってもらうことができます。
「世間話がとても楽しい明るい人」
この印象を買い手に与えていけば良いのです。
世間話をする分には、家を売ることを焦っているようには思わないでしょう。
ただ、その世間話の中にも、プレゼンする要素を入れておくことが重要です。
例えば
「公園が近くにあって息子も喜んでいます」
「たまにおつかいに行ってもらいます」
など、お子さんがいる家庭には、このような世間話をしていけると良いです。
このことから「環境がとても良い」「子供がいける距離にスーパーがある」など、
色々と好条件を推測することができます。
「スーパーが近くにありますよ!」
と売り込むよりも、自然に便利であることを伝えていけると、
あなた自身の印象も良くなるでしょう。
部屋はキレイにしておくこと
内覧の予約が入り次第、部屋の掃除をすることにしましょう。
部屋はできるだけ隅々までキレイにしておくことをおすすめします。
第一印象で「購入しない」か「購入を考えるか」が決まります。
購入しないにしても、まずは「考えてみよう」と思わせることが大事です。
- シンクの水アカ
- 生ゴミのニオイ
- トイレの黒ずみ
- 干した洗濯物を取り込む
- 布団を整える
- 窓ガラスの手アカ
- 靴の整理整頓
- 家具は置きすぎない
最低限これらのことを考えておくと良いでしょう。
部屋がキレイでないと、「値引き交渉」をされてしまう恐れもあります。
「ハウスクリーニングが必要そうなので、
○万円値引きしてください」と言われた人がいます。
高く売れるための条件を整えておくという意味でも、
部屋をキレイにしておくことが大事でしょう。
値引きされた分で実際にクリーニングをするかどうかもわかりませんし、
いいように値引き交渉されてしまう可能性があります。
抜かりがないように、完璧に仕上げておくことも、
マンションを高く売るための秘訣ではないでしょうか。